矢野産婦人科
矢野産婦人科 〒790-0872 愛媛県 松山市 昭和町72-1
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矢野産婦人科最新情報  『体外受精』
 
1.卵子の紡錘体を視覚化できるシステムを導入しました。【2006.11月】

ICSI Guard(イクシー・ガード)システムという、成熟卵子の紡錘体の位置を確認して顕微授精(ICSI)ができる機器を導入しました。かなり、高額な機器なので、まだまだ日本では使用しているところが少ないようです。3年前に導入したレーザーシステムに設置が可能です。

従来のICSIでは紡錘体などの卵子の内部構造が判らなかったため、マニピュレーターを盲目的に穿刺して授精させていました。そのため、卵子を破壊しても判らなかったわけですが、この視覚化システムにより安全にしかも確実に顕微授精ができるようになりました。当然の事ですが、これにより従来のICSIに比べて、受精率、分割率も向上し、結果として着床率、妊娠率も上昇しています。(記:2007.7.31)
 
2.無精子症の男性患者さんの造精機能を向上させるホルモン治療を開始しました。【2006.6月】
従来、精巣から外科的手技で精子を採取する方法(精巣内精子回収法:TESE)しか精子を得ることができなかった非閉塞性の無精子症の患者さんには朗報です。
hCGおよびFSHというある種の下垂体ホルモンを注射投与して精巣の機能を高める新しい治療法です。一日おきの注射を3ヶ月以上行いますが、在宅での自己注射が認められているので、忙しい方でも無理なく治療できます。副作用もほとんど無いようです。既に治療が終了した患者さんで3名の方の射出精液中に運動精子が確認できました。その内の1名は顕微授精によって妊娠にも成功されています。(記:2007.7.31)
 
3.白血病などの血液悪性腫瘍の患者さんに対する未受精卵子の凍結保存を開始します。【2007.7月】
白血病は若い女性が罹患する場合も多く、未婚でもある方がほとんどです。抗がん剤治療や骨髄移植治療を行うと卵巣機能は廃絶してしまい、将来、妊娠したくてもその可能性が失われます。このような患者さんの将来への希望をかなえられるように計画しています。(記:2007.7.31)
 
4.クロミッド法による体外受精、顕微授精が軌道に乗ってきました。【2007.7月】
クロミッド法による自然周期の体外受精、顕微授精が軌道に乗ってきました。年齢を35歳未満の患者さんに限れば30%くらいの妊娠率がでるようになりました。(記:2007.7.31)
 
5.特定不妊治療助成事業が改定されました。【2007.4月】

不妊治療費を助成する事業が平成16年4月1日より開始されましたが、2007年4月より一部改訂されました。
対象:1.法律上の婚姻をしている夫婦 2.夫及び妻の前年の所得の合計額が730万円未満
対象となる治療:都道府県などが指定した医療機関で行われた、保険外診療の特定不妊治療
  ※『矢野産婦人科』は愛媛県および松山市の不妊治療助成事業の指定医療機関です。
助成金額:夫婦が特定不妊治療のために要した費用に対して、1回の治療につき10万円まで、1年度あたり2回を限度に通算5年間助成する。
助成を受けられる場合は、松山市に在住の方は松山市保健所で、松山市以外の愛媛県に住所のある方は居住地を管轄する各保健所で、所定の申請書をもらい申請を行って下さい。この申請や届出の方法などの詳しい説明は各保健所までお問合せください。

 
6.新しい排卵誘発剤として注目されているGnRHアンタゴニストを提供できるようになりました。
すでに数年前より生殖医療先進国(主に欧米)では使用されていて、その優れた薬剤効果や安全性が証明されている注射薬ですが、本邦での認可が大変遅れており、いまだに発売される見通しがありません。この度、この薬を直輸入できるルートを確保しましたので、皆様に提供できるようになりました。主に生殖医療(体外受精、顕微授精)を受けられる方々に使用させていただくことになりますが、その効果が大変期待されます。
7.レーザー装置を導入しました。【2004.1】
生殖医療(体外受精、顕微授精)を何度行なっても着床、妊娠できない方が受けることが出来ます。受精卵の透明帯をレーザーメスで正確にカットする孵化補助法(アシステッドハッチング)を行なうのに威力を発揮する装置です。本邦には5台程度しかない貴重なものです。
 
   
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